[← 前のライブの記録]　　[→ 次のライブの記録]

Japane Tour Mar-Jun, 2015

■ 増尾好秋 Power Spot： 増尾好秋(el-g, vo), 黒瀬香菜(keyb), 箭島裕治(やじま ゆうじ)(el-b), 　　　　　　　　　　　　　 北井誉人(きたい くにと)(ds).　   　+ ゲスト海老原淳子 ■Power Spot 以外のバンド/編成 でのライブの写真   ● 秋山一将(g) "Junk or Not" featuring 増尾好秋(g), 秋田祐二 (el-b), 井上功一 (ds)   ● 岸田恵士＆KGB と 　   ● 新宿PIT INN 増尾好秋 2 Days の2日目 -- with 井上陽介(g), 奥平真吾(ds)   ● その他　増尾元章(g), 道下和彦 (g) , 井上智 (g), 鈴木良雄(b), 新澤健一郎(p) 　　　　　　直居隆雄 (g)、海老原淳子(vo/p) などと共演 ※終了したライブの日程は 過去のスケジュール2015年ページ ※今後の日程は→Newsページ

2012年6月13日の結成以来、何度かのメンバー交替を経て去年秋からひとつの完成形と言えるメンバーに落ち着いた Power Spot。そのメンバーでの首都圏および西日本ツアーだ。 この春のツアーでは、増尾さんの新曲３曲がバンドのレパートリーに追加された。曲名はツアー開始時点では決まっていないものもあったが、 「In (Into ？) the Cloud」 と 「Give Me a Chance」。そしてもう１曲は 「My Precious Things（？ タイトルを明言されなかったが歌詞にこの言葉が出てくる）」。初日4月10日は横浜KAMOMEから、新曲と共にフレッシュなスタート。 4月10日 横浜KAMOME にて Power Spot: 黒瀬香菜(keyb), 箭島裕治(やじま ゆうじ)(b), 増尾好秋 (g), 北井誉人(きたいくにと)(ds) 黒瀬香菜, ゲスト海老原淳子, 箭島裕治(やじま ゆうじ), 増尾好秋, 北井誉人(ds)

4月17日 新宿 jazz spot J にて 4/17新宿Jの日は、ステージ脇で大野愛(めぐみ)さんがライブ・ペインティング。上の写真は演奏も終わりのほうになってだいぶ描き上げられてきたところ。Photo by M. Yamada氏 黒瀬香菜さんは最近、2台目のキーボードも使用↑。たとえば スキャット・ボーカルのようなシンセ音も使用するなど、効果的な音色を大胆に使い分けてサウンドに表情を付けてくれる。（ただしステージが狭いときなどは１台のみ。）Photo by M. Yamada氏 大野愛(めぐみ)さんは増尾さんと同じ早大出身。Photo by M. Yamada氏

▼ 新宿PIT INN 2Days 1日目 (2015/06/20) の Power Spot  （上の１枚は、Photo by せきおやじぃ さん） 西日本ツアーを終えての新宿PIT INNでは やはりバンドの雰囲気がますますいい感じになっていた。 現在のこのメンバーは本当に一人一人が素晴らしいし、全体としても凄くいいと感じる。 増尾さんは基本的にジャズ ミュージシャンでありながら、ロック・ビートの音楽もやりたいわけで。ところが一つのバンドでそんな幅広い音楽を増尾さんの望むレベルで実現するにはメンバーの人選が実に難しそうだった。それができる奏者はそうそういないし、相互の相性みたいなものもあるそうだ。このメンバーにようやくたどり着けてよかった。 今後もスケジュールの都合などでもしかしたらメンバーが替わったり、２バージョンのメンバー編成になるなどするかもしれないけど、それはそれで、変化をチェックすることがライブに通うリスナーの楽しみといえるかもしれない。 ポップでロックでジャズな Power Spot。単に複数ジャンルの要素が盛り込まれているとかジャンルを越えているとかじゃなく、増尾さんならではの唯一無二なサウンド。まだの方には是非 聴いてもらいたい と思う。増尾さんのオリジナル曲を増尾さんのバンドでめいっぱい聴けるのが最高！！ 2015年秋にもPower Spotライブがあります。今のところ首都圏での公演がいくつか決まっています。どうぞよろしく。

■増尾好秋2014春日本ツアー  -- Power Spot 以外 　(Power Spot は この上↑）

秋山一将(g) スペシャルユニット "Junk or Not" featuring 増尾好秋(g), 秋田祐二(el-b), 井上功一(ds)

秋山一将(g), 秋田祐二 (el-b), 増尾好秋(g), 井上功一 (ds) 秋山さんと増尾さんはここ２年ほどデュオでは何度も共演されているが、今回初めてベースとドラムスを入れたバンド編成となった。首都圏と東海で計7本あったライブのうち、写真は２日目。二人のギターデュオがとてもいい感じだったのでこのユニットにも期待していたけど、期待以上に素晴らしかった。曲によって素朴な温かさや、強烈なドライブ感、鋭い緊張感や浮遊感など、変幻自在な広がりと深み…このメンバーでなければ出せない音世界があった。秋山さんと一緒に演るとき、普段あまり聴けないような増尾さんの一面がかなり前面に出てくる感じがして、そこがいい。 いや～それにしても、凄かった。

岸田恵士&KGB ☆Blu-ray & DVD 発売記念ライブ

岸田恵士さんのバンドKGBと増尾さんの共演ライブは、この春の日本ツアー中にも数回あって、2014年5月22日神楽坂The Glee でライブ収録されたDVD/Blu-rayディスク「岸田恵士＆KGB featuring 増尾好秋」のの発売記念ライブでもある。増尾さんも参加されていて、１枚5,000円。このディスクの収録曲もそうだけど、KGBのライブで演奏される曲は、半分近くが岸田さんによる魅力あふれるオリジナル曲。ほかには増尾さんの曲やスタンダードナンバー。岸田さんのドラムを聴くと元気になれる気がする。 メンバーは日によって異なっていて、どのメンバーでも岸田さんらしさが楽しめる。写真はベース杉本さん、ピアノ丈青さん。この日はいくつかの曲で増尾さんのギターソロがもの凄く印象的で、ああ～これを聴けて今日ほんとに来てよかった、と思った。とにかく、ここ数年の間に増尾さんのギターがどんどん調子よくなってるな～と 感じた日でもあった。

5/14 一夜だけの増尾兄弟ライブ＠ジロキチ

増尾元章(g), 増尾好秋(g) お二人のご自宅にお邪魔したような気分になる、とてもアットホームな雰囲気だった。それぞれのオリジナル曲を数曲ずつと、有名な曲のカバーを演奏してくれた。元章さんは新曲を複数曲披露。さすがのメロディーメーカーだな～、いい曲ばかり。このステージのために曲をアレンジするなど二人で準備してきてくれたようで、充実のステージだった。（実は、始まる前は、元章さんの耳の不調による影響が懸念されたけれど、そんなことをまったく感じさせない演奏。よかった。今度の医療の進歩で耳が少しでも良くなってほしい。）

6/21 新宿PIT INN 増尾好秋 2 Days ２日目 with 井上陽介(b)、奥平真吾 (ds)

このメンバーでのライブは本邦初。ただし、ニューヨークではこのトリオで演奏したことがあるそうだ。 前日の PIT INN の Power Spot とはガラリと雰囲気が変わって、ストレートアヘッドなジャズが中心の演奏。陽介さん曰く、リハーサルのときからニューヨークでやっていたときの感じを思い出して なつかしかったとのこと。本番では、奏者どうしが真剣に渡り合うホットなエネルギーに満ちていて、熱いながらも 力み のない素晴らしい演奏だった。増尾さんのギターは、メロディアスで、ときに過激で凄みがあって、フレーズが次から次へと溢れてくるようで圧倒されっぱなしだった。（最近の増尾さんは、この日みたいにとんでもなくギターが歌いまくることが珍しくなくなってきたかも。野球選手で言えばホームランを飛ばす日が増えた、みたいな…。そして指弾きの巧みさをいっそう感じる。） 陽介さんも凄かったし、奥平さんも実に素晴らしかった！ （サイトの掲示板 #3435 にも感想を書きました）

5/7 We Three -- 増尾好秋(g)、道下和彦(g)、井上智(g)

井上智、道下和彦、増尾好秋 学芸大学にある珈琲美学での、スペシャルなギタリスト３人のライブ。それぞれの持ち味が出ていて、ギター好きにはたまらない共演だったと思う。ギターばかりなのに音がぶつからなくて、そのときどきでうまく分担される。ドラムがいないことなんて忘れちゃうし、ベースの代わりにギターがベースラインを弾いていたりした。（個人的には増尾さんのウォーキングベースを久しぶりに聴けたのもちょっと嬉しかった。これが心地よくて私は地味に好きなのだ。それと、智さんのギターはこれまで何度か聴いたなかでも、この日特にうならされることが多かったような…私の気分のせいかもしれないけれど。） 道下和彦さんと増尾さんは 5月に Hot Houseでのduoもあった。できればそれも行きたかった。

6/7 海老原淳子 Birthday Live

海老原淳子さんのバースデイを祝って、6月6日に 足利 COCO SPOON で、6月7日に六本木 MyScotch で、増尾さんとデュオライブ。お祝いの華やかな雰囲気に包まれた。

6/26 Duo with 鈴木良雄

両国駅そばにある下町食菜だいどころでのチンさんとのデュオ。これが、増尾さんの春の日本ツアー最終日だった。演奏曲目は、４年前に出たお二人のデュオ アルバム「Around the World」から。お二人のデュオは、いつ聴いても極上。

　　　　　　* -- * -- * -- * -- * -- * -- * -- * -- * -- * -- * -- * -- * -- * -- *

5/20 の 六本木 Alfie の35周年記念ライブ （with 峰厚介、山本剛、鈴木良雄、村上寛）は、日本ジャズ界の重鎮ばかりのメンバーで、いきなりパッと集まってやったというのに さすがの演奏でした！！ 写真は残念ながらありません。ところで Alfieホームページに掲載のミュージシャン写真はどれもいい写真ばかりで、Alfieスケジュールの2015年5月ページにある5/20の増尾さんの写真が素晴らしいです（★増尾さんの写真はこれ）。 　　　* -- * -- * -- * -- * -- * -- * -- * -- * -- * -- * -- * -- * -- * -- * 直居隆雄さんとの共演、新澤健一郎さんとの共演は、是非 聴きに行きたかったのに、管理人の都合がつきませんでした。

※増尾さんは近年 毎年 春(3月下旬-6月頃)と秋(9月-11月頃) に日本で演奏しています。次の来日が近づいて日程の全容がほぼわかった頃にNewsページ上部のスケジュール表にアップしています。追加・変更があり次第スケジュール表をその都度更新しています。