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Japane Tour Sep-Nov, 2013

【2013年9月~11月】日本ツアー
Power Spot :増尾好秋(g), 黒瀬香菜(keyb), Greg Lee(b), 横山和明(ds)
           +ゲスト 海老原淳子(vo他)
Power Spot TRIO:増尾好秋(g), 黒瀬香菜(keyb), 北井誉人(ds)
● 秋山一将(g) との共演
● 岡田勉を励ます会, そして岡田勉 追悼:ヒコのりベンBand + 2
     峰厚介(ts), 野力奏一(p), 村上寛(ds), 増尾好秋(g), 鈴木良雄(b)
● 岸田恵士 と1回ごとに異なるメンバーで4本のライブ
● 海老原淳子(vo/p) とデュオ
● (写真なし) 鈴木良雄(bass) と / 小泉清人(g) と   
※最新の日程は→ Newsページ (過去の日程は 過去のスケジュール2013年のページ

★以下の写真は、管理人の撮ったもののほか、西松さん, M.Yamadaさん, Komodaさん, 南雲さん, 千秋さん, T.Funakoshi さんからご提供いただいたものです。各写真のキャプションにクレジットを入れます。岸田さんとの共演ライブについて、文を追記の予定。 (12/24)

■増尾好秋 Power Spot (2013秋)

増尾好秋 Power Spot
Power Spot: 黒瀬香菜(keyb),  Greg Lee(b),  横山和明(ds),  増尾好秋(g) @銀座No Bird

2013秋の Power Spot は、2012秋以来続いているメンバーで、増尾好秋(g), 黒瀬香菜(keyb), Greg Lee(b), 横山和明(ds) + ゲスト 海老原淳子(vo他)。
ステージは Leaderからスタート。演奏した曲は前のツアーとは少し入れ替わって、このツアーではなんど増尾さんのデビューアルバムの曲「バルセロナの風」を演奏。曲名を言わずいきなりこれが演奏されて、最初聴いたときはびっくり! この曲を昔リアルタイムで聴いたことのある長年のファンの人は「懐かしぃ~」と実に感慨深げだった。そして、懐かしいだけじゃなく、何かアルバムとは違った新鮮さがある(どっちかっていうと1980年頃のフュージョンの感じに近いかな)。懐かしくて新しかった。
あと Power Spot では珍しく1曲だけカバー曲として スリープウォークも演奏。これはギターの伸びる音が気持ちいい。
比較的最近の曲 Nice Day in PA や Right Here, Right Now も演奏。そして、前回ツアーと同じくSnap Jam や Dealing with Life などメンバーの白熱のインタープレイが楽しめる曲も演奏。

海老原さんが参加して、増尾さんの曲に彼女が付けた歌詞で歌うコーナーでも前回ツアーとだいたい同じ曲。今回、海老原さんが増尾さんの「The Tree」に新たに歌詞を付けたということで The Tree も歌った。増尾さんがこの曲に込めた、伯母さん宅にあった柿の木への想いを、海老原さんがそのまま詞にしたもので、心に響くようにしっとりと歌った。
アンコールでは Are You Happy Now や Nature's Anthem (自然への賛歌) を演奏。「自然への賛歌」は今でも人気の高い曲の1つで。これが聴けるのは涙もの!

Power Spot は今回おなじみのメンバーだったとはいえ、久しぶりだったせいか、バンドの初日はちょっと試運転的な感じがときどきあったけど(ライブではそういった様子を感じるのも楽しみの一つ)、増尾さんのソロは初日からすっごく楽しめた。その後 バンドもすっかり一体感を取り戻し、ソロやメンバーどうしのインタプレイでもワクワク ゾクゾクさせてくれた。

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(写真は, 西松さん, Komodaさん、南雲さん, 千秋さん提供。)
今回の日本ツアーからは、 増尾さんのエフェクター類が ボードに整然と 固定された形で ステージに登場。

( ちなみに2013年1月~3月の日本滞在時はこんな感じだった )

■増尾好秋 Power Spot "Trio" のお披露目ライブ

この日は Power Spot Trio のお披露目ライブというだけでなく、18歳の新人ドラマー北井誉人(くにと)君のデビューにあたる。彼はこれまでずっと1人で練習してきて、一度も他の奏者と一緒に演奏した経験がないそうだ。いきなり増尾さんに起用されるとはなんとセンセーショナルなデビュー。増尾さんが北井君を知ったきっかけは、以前から増尾さんと交流のあるドラマー神保彰さんの紹介によるとのこと。神保さんはこの日、海外からこうツイートした-「時差で超絶早起きです。今日、新宿ピットインの増尾好秋さんのトリオで、国立音大ジャズ専修1年生の北井誉人君がデビューします。僕の教え子です。(教える事何もないほど既に凄いんですけど) 若干18歳!期待の北井君、どうぞお見知りおきを」と。
 そして、もう1人のメンバーは、Power Spot ですでにおなじみの黒瀬香菜さん。このトリオではベースレスなので香菜さんの左手が大活躍! 「今までの Power Spot Band では末娘だった黒瀬さんが、急にお姉さんに見えて来るから面白い」(by とつきさん@当サイト掲示板)
さて、北井君のドラム、聞いてびっくり、ほんとに凄い!パワフルに躍動するビートが気持ちいい。これが初のバンドでの演奏とはにわかに信じがたい。すでに凄いんだけど、大きな伸びしろも感じさせてくれる。そんな北井君のデビューという貴重な場に居合わせることができてラッキーだ。パーカッションも色々吊るしてあって(1枚目の写真参照)、ソロやオカズの時などはチャカポコチャカポコと色々な音を使用。そしてドラムソロでは会場を沸かせていた。そりゃこれまで1人でしか演奏したことなかったわけでソロがいいのは当然ともいえる。
トリオ全体としても、いいです!ベース音は香菜さんが左手でしっかりサポート。4人編成から1人減ってシンプルになった分 機動力が上がる感じで、こういうのもいいな、と思った次第。そして、キーボードのベースの音よりも もうちょっとパンチのあるベース音が欲しいという場面(Snap Jam の出だし)では、増尾さんがギターで チョッパーベースさながらにバチッ バチッ と、これがインパクトあってかっこよかった。

左:↑リハーサル中の 北井誉人(ds)。
各種パーカッションもセットしてあることに注目。
右:打合せ中の黒瀬香菜(keyb)と増尾(g) ↑



Power Spot Trio
+ ゲスト海老原淳子

(本番中の写真は T.Funakoshi氏がお店の許可を得て撮影)
Drummer Kunito Kitai @PIT INN. Photo by T.Funakoshi


2部の最後に、増尾さんから促されて北井君がひとこと挨拶。前夜は緊張して眠れなかったそう。終演後に彼と話したところ、いい経験をさせてもらって勉強になったとも言っていた。今回、緊張をかかえながらも立派に大役を務めておつかれさま! まじめそうで好感のもてる長身の18歳。今後が楽しみですね。

●PIT INN さんの Tumblr に 2013/11/5 Power Spot Trio の写真

※ 次の2014春ツアーの Power Spot は 北井君 が入ります。ベースはバカボン鈴木さん。

■増尾好秋&秋山一将 ギターデュオ

Kazumasa Akiyama & Yoshiaki Masuo at Soultrane. Photo by K.

上の写真は9月20日、満席の浅草Soultraneにて。この日のデュオは、素晴らしかった、凄かった!!

 お二人はこれがほぼ初の共演になる。きっかけは、今年1月に高円寺 Jirokichiでの岡田勉さんのためのチャリティライブ (数十名出演) でちょっとだけ一緒に演奏する機会があり、そのとき「こんど一緒に演(や)りましょう」という話になり、この秋4本の仕事を秋山さんが用意してくださったとのこと。 秋山さんが言うには、ご自身のデビュー当時、増尾さんはニューヨークで活躍していて遠い存在だった。だからこうして一緒に演奏できて嬉しい、と。本当に心から喜んでいらっしゃる様子だった。

 お二人とも、基本的にはジャズギタリストだけどここではソリッドギターをご使用。二人とも主に指弾き(なお、増尾さんのほうはこの日ピックを全く使用されなかったように見えた)。そしてギターの色は、秋山さんのは淡いピンクのボディに白いピックガード、増尾さんのは赤。紅白のペアで外観までいい感じにマッチ!

 増尾さんは、Power Spot バンドとは打って変わって、ドライブ感たっぷりのバリバリのジャズを聴かせてくれた。また別の曲ではしっとりと落ち着いた叙情的な演奏。
 秋山さんというと、私には峰厚介バンドで聴いたときのどっちかっていうと変態系寄りのギターのイメージがあったけれど、この日はむしろ素朴さがあって、すごく味のあるギターだと感じた。もちろん、ときには先鋭的なフレーズにもなる。変幻自在。ソロでもバッキングでも味がある。ときには歌も唄う。増尾さんとのコンビネーションもいいみたい。この Soultrane での増尾さんがまた凄くて… この日のお二人の演奏は、次の瞬間どこへ行くかわからないような感じがあって、ぐいぐいと引き込まれ、圧倒された。格別な夜だった。
 このお二人のデュオ、私は1回しか聴きに行けなかったけれど、またいつか絶対に聴きたい。
(次の日本ツアーでも演奏するそうです!!)

Kazumasa Akiyama, Masuo @Kochi in Tokyo. Photo by Komoda ←写真は M.Yamada 氏撮影。

※お知らせ:
 次の増尾さんの来日でも
 秋山さんと演奏するそうです!
 (12/3記)

■岡田勉を励ます会, 岡田勉 追悼 -- ヒコのりベンBand + 2


野力奏一(p), 峰厚介(ts), 鈴木良雄(b), 増尾好秋(g), 村上寛(ds),
長期闘病中だった岡田勉さんを支援するためにレコーディングされた1曲だけのチャリティCD「Laughint Heart」の録音メンバー「ヒコのりベン+2」での9/29 横浜Dolphy と 11/4 新宿PIT INN のライブ。いずれも岡田勉さんを励ますために企画されたもの。9/29には、当日の様子を岡田さんに見せるために動画撮影班 西松さんと山下さんが横浜まで出向いてくださった。しかし、岡田さんに見せるための編集作業が行われていた間に岡田さんは帰らぬ人となってしまった。訃報は10月2日朝のことだった。
11/4 新宿 PIT INN でのライブは、励ます会ではなく追悼になってしまった。

※Dolphyでの Laughing Heart の演奏の模様が DVD となって、CDとセットで11/4より 500円で販売されています。収益は岡田さんのご遺族に寄付されます。(詳しくはこちら)
これだけの大御所メンバーの揃うライブは、その顔だけでファンにとって貴重なものだし、演奏も素晴らしいに決まっているのだけれど、この夜は格別だった。岡田さんへの想いからか、何か特別な空気がこのセッションを支配していた。

== 1st set ==
・First Show (Okada)
・Words and Mood (Okada)
・Billy (Okada)
・It's You or No One
== 2nd set ==
・Part of the Deal (Masuo)
・Minor Adjustment (Masuo)
・Laughting Heart (Okada)
・Seymour (Okada)
== encore ==
・Somebody Blues (Okada)

●PIT INN さんの Tumblr に 2013/11/4 岡田勉 追悼コンサート の写真

■岸田恵士(ds)と メンバーを毎回替えて4回

増尾さんと岸田さんのライブはとても楽しかった!

( ここに もう少し書き足すかもしれませんが、
とりあえず )

●Body&Soulのママによるレポート をご覧ください:10/23について11/14 について

左下は、岸田さんの「クレイジーな曲」Burning でエレベに持ち替えて演奏の河原さんが、曲の途中で踊っているところ。河原さんの踊りは本格的なヒップホップ。ヒップホップの中でもこれはロックダンスだそう。

 

■海老原淳子(vo/p)&増尾好秋(g/vo) デュオ


この2枚は珈琲美学にてKomoda さん撮影
(↑クリックで大きく表示 →)

写真は増尾さんのお誕生日にあたる10月12日に学芸大学駅そばの珈琲美学で行われたライブの模様。
このお二人だけでも、海老原さんのピアノとボーカル、増尾さんのギターとボーカルと、最大4重奏になるのです。
海老原さんは、増尾さんのPower Spotバンドにもいつもゲスト参加されるときは、ボーカル/鍵盤ハーモニカ/パーカッションでの参加。なのでPower Spotで海老原さんを知ったリスナーがこのライブに来て海老原さんのピアノを新鮮に感じたそう。
この日は増尾さんは、バースデイだから何でもあり、ということでピアノまで演奏されたとのこと。 増尾さんがライブでないときにピアノ演奏されるのを見たことはあるけれど、ステージでのピアノ演奏はひょっとしたら初めてかもしれない。
バースデイケーキも登場して、温かいお祝いムードのライブだったようだ。
増尾さん お誕生日おめでとうございます。

■チンさんこと鈴木良雄(b)と

9/11は横浜Jazz Isで鈴木良雄&増尾好秋デュオ。秋のツアー初日にあたる日。行った人の話によると、お二人のデュオライブの中でもこの日の演奏はスペシャルだったとのこと。
10/11は六本木アルフィーで鈴木良雄 (b), 増尾好秋(g), 野力奏一 (p), 安藤正則 (ds) というメンバーで演奏。

この2本については、写真はありません。

もう一つ、ヒコのりベンバンド+2も チンさんとの共演でしたが、これについては上の別項に書いてあります。


※次のツアーは 2014年春 3月~5月です。日程の全容がほぼわかったら Newsページのスケジュール表 にアップしますので ご期待ください。。

 

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