Home | Reports Index に戻る | 増尾好秋Webサイト |
■ホームメイドジャム 増尾元章(g), 増尾好秋(g), 大橋健慈(g), 中尾淳(b), 緒方司(ds) +友情出演:海老原淳子(vo,p)
■増尾&ビル・メイズ Duo 6/20~6/20
■増尾好秋スーパーセッション w/ 佐山雅弘(p)、 新澤健一郎(kyb)、高水健司(ds)、村上ポンタ秀一(ds)■ ほかに、臼庭順(sax)バンドにゲスト参加 4本、 鈴木良雄(b)&つのだひろ(b)との再開セッション、 岡田勉との共演ライブ、 直居隆雄との共演ライブ 村上"ポンタ"秀一&グレッグ・リーとの北海道ツアー 5本 など がありました。
※ 2010/6/29 更新 ★Kaoriさんによる下関Billieライブレポートを別ページ(ここをクリック)にアップ!(2010/6/29)
超久しぶりの増尾元章&増尾好秋 兄弟共演ライブ! 飛び入り参加による共演は2年前にありましたが正式な共演はほんとうに久しぶりです。
この「5/26 ホームメイドジャム」公演について告知されて数日後、Jirokichiではこの日についてだけ特別に電話予約を受付けるという異例の対応がとられることになりました。きっと、熱心なファンからJirokichi に問い合わせがあったのでしょう。
そんなスペシャルなライブなので、私は当日のリハーサル&サウンドチェック時に店内に入れてもらって写真を撮らせてもらいました。すると昔のアルバムの大好きな曲が演奏され始めるではないですか。懐かしさにジーンとこみあげてくるものが... それを感じながら黙々とシャッターを押していました。
リハーサル中はどうしても、奏者のみなさんの表情がステージ本番とは多少 違うんですが、下の写真で、それなりに雰囲気を感じていただけると思います。
当日のリハーサル風景より。
増尾元章 (g), 増尾好秋(g), 中尾 淳 (b)ほかにも写真が
●増尾元章ホームページ の 写真集パート1に、アップされています。●友情出演の海老原淳子さんによるブログ記事「もっちゃん と JIROKICHI と “Lucky Lady” 」にも、写真入りでこの日のことが書いてあります。
増尾元章(g), 緒方司(ds), 増尾好秋(g), 中尾淳(b), 大橋健慈(g)
( 他サイトでもこのリハーサルの写真が掲載されているので、ここではそれとダブらないものを選んでアップしてみました。)
増尾元章, 緒方司(ds), 海老原淳子(vo,p) 中尾淳(b), 増尾好秋, 大橋健慈(g)
セットリストは右のとおり。増尾兄弟で作った好秋さん名義のアルバム『Good Mroning』の中からや、元章さんの『セレクション』からなど。あらためてながめてみると、兄弟による名曲がズラリではないですか。
兄弟の共演ということで、もしかしてこういう曲をやってくれるかも?というファンの期待に、ストレートに応えてくれたステージでした!本番が始まると、なつかしい気持ち以上に、いま現在の増尾さんたちの演奏そのものに引き込まれていました。特に、久しぶりに聴く元章さんのギターは、あるときは繊細でメロディアスに、あるときは叫ぶがごとく激しく...その表現力に圧倒されました。 歌心があるのは、兄弟共通の天性のものでしょうかね。
元章さんは、耳の具合が思わしくないそうなんです。相手の音やご自身の音が聞き取りにくいとすれば、ジャムるのにかなり不便なことと想像しますが、演奏はそんなハンディキャップをまったく感じさせず、さすがです。でも、これからも耳をできるだけいたわって、なんとか長持ちさせてほしいですね。
【1部】
Still Believing in Dreams (Y. Masuo)
Inside Love (M. Masuo)
I Feel Fine (Beatles)
Still Riverpool (M. Masuo)
Life Is Good (Y. Masuo)
Wind from Oahu (M. Masuo)
【2部】
ソロ演奏 by M. Masuo
Charade シャレード (Henry Mancini)
Blue Moon
Can't By Me Love (Beatles)
Lucky Lady (M. Masuo) ※海老原淳子さん参加
Blowin' In the Wind (Bob Dylan) ※淳子さん参加
Because of You (M. Masuo)
Little Bit More (Y. Masuo)
【アンコール】
ルート66 ※淳子さん参加
Tears In Heaven (クラプトン)
右は、増尾さんが合図を出しているところ。
緒方司さんのドラムス、はじめて聴きましたが、タイトだし、要所でズドドドッ と パワフル に決めてくれるのが ものすごく気持ちよかった!このメンバーでのライブは今回が初めてなものの、当日より前にもリハーサルが行われたそうで、ステージではしっかり一体感のあるバンドサウンドにまとまっていると感じました。 中尾さん、大橋さん、緒方さん3氏の頼もしい サポートは期待以上に素晴らしかったです。大感謝!!!
2部終了後の
笑顔です♪
(この写真は他サイトとダブってます)
当日Jirokichiに行った人から、たまにはこういうのをまたやってほしい、との書き込みが複数件ありました。 ほんと そうですね♪
Duoツアー 速報 としてはちょっと遅れましたが… (6/5アップ)
↑ ビル・メイズ(p) と 増尾好秋(g) (曲の合間のトーク中)増尾さんとビル・メイズ氏によるデュオツアーの初日 6月2日、南青山 Body & Soul での写真す。
これから6月20日まで、お二人は関西、中部地方、中国地方などをツアーでまわるので、このデュオをできるだけ多くのジャズ・リスナーにナマで聴いてほしいという思いを込めて、ツアー中ですよ~ ということがわかる写真を掲載します。
実は、この日、演奏の 最中 の写真をとることはあまり考えていませんでした。というのは、昨年の二人の演奏写真をすでにアップしたから。それに、このお二人の演奏中は、カメラに気を取られず聴くことに専念できたら… と思ったから。
でもやっぱり撮ろうと思ったのは、この状態のとき。すぐ上の2枚です。思いついてからすぐにカメラをONにし、2回だけシャッターを押すことができました。両方とも失敗せずなんとか写っていました。
増尾さんはふだん、ステージでの演奏中、わりと直立不動に近くて、たいして動かないですよね。アイコンタクトで横を向いたり、譜面をのぞき込んだり、軽く上体を揺らしたり程度の動きはあるけれど、ギタリストの中では演奏中の動きの一番少ないほうだと思います。
でも、ビルとデュオをしていると、こんな格好になるときもあるんです。
正面からの写真なのでちょっとわかりにくいかと思いますが、膝をちょっと前に出して、上体を軽くしならせています。思わずこの格好になったのだと思います。しばらくこの姿勢のまま弾いていました。演奏は、当然ながら、ものすごく白熱していました。
二人がその場でアイディアをどんどん発展させて一緒に創造していく、それを 思いっ切り やれる相手なんでしょうね、増尾さんとビルは互いに...。それがこんな格好にも現れている気がします。
音楽的にもテクニック的にもメチャ高度なことをやっているはずなのですが、二人とも、「どうだ」という感じはありません。ときにはおちゃめでユーモラス。 ボーカルも披露してくれて、楽しく温かい雰囲気のステージです。
ビル・メイズの特徴は、言葉にするのは難しいけど、しいていうなら、知的で叙情的で美しいピアノかな。でも猛然とドライヴするときもありますね。 彼は、長く豊富なキャリアを持ち、ジャズだけでなくクラシック、ロック、映画音楽と幅広いジャンルをこなせる人 (ちなみに、彼Webサイトの経歴ページには書いてありませんが、ビルはバリー・マニロウのバンドにいた時期もあります。バリー・マニロウのA.M. Paradise Cafe など4枚のアルバムに参加しています)。 音楽を知り尽くしている彼の、絶えず音楽をさらに追究しようとする姿勢にはエネルギッシュさと純粋さを感じます。それと、ガンガン自分を出していくばかり というのではなく、バッキングがうまい、という点は、増尾さんとも共通しているかもしれません。現在、自己のバンドのほかに、巨匠フィル・ウッズのバンドのレギュラーメンバーなどを努めています。
増尾さんとのデュオでは、ビルの魅力がいっそう引き出されるような気が、私はしているんですけど。どうでしょう。今回のツアーでちょっとだけ惜しまれるのは、諸事情により、増尾さんがご自身のギターを日本に持って来なかったこと。 やむを得ず借り物のギターを使用されています。 まぁ仕方なかったのです。 それでもなお、この二人のデュオ、ほんとに素晴らしいと思います。アルバム I'm Glad There Is You よりナマで聴く今のデュオは進化していますよ。 あ、アルバムは、落ち着いて聴ける、深い味わいのあるアルバムで、これもお薦めです♪
●ブログ「後藤 誠のJAZZ研究室」に 6/2@南青山Body&Soulクラブのライブのレポートがあります
●東広島 Black&Tan のブログ記事に、Duoの様子がアップされています。●Kaoriさんによる下関Billieでのビル・メイズとのライブのレポートを別ページ(ここをクリック)にアップしました! (2010/6/29)
ビル・メイズ(p)との日本ツアー最終日は、
神奈川県大磯、聖ステパノ学園内にある
海の見えるホールにて
右のセットリストを見てください。
佐山さんのオリジナル1曲をのぞいて、増尾さんのオリジナル曲ばかり、 しかも、1980年前後にリリースされたアルバムの中からがほとんどです。
ジロキチの日にもA Little Bit More などは演奏されたのですが、このセッションではそれに加えて懐かしの「セイリング・ワンダー」も!!このときもご使用のギターはジロキチの日と同じ、借り物レスポールでしたが、ジロキチの日と異なったのは、元章さんから借りたデジタル・リバーブとオーバードライブ を使用されて、しっかり伸びて音が前面に出るようになっていました。この日もピックを使わずすべて指弾きでしたが、昔のアルバムを聴き慣れた私の耳に、全然 違和感はなかったです。
ちょっと残念だったのは、バンド全体としては、にわか編成であるがゆえにあまりしっくりいってない感じがありました。わかりやすい例では、1曲目 Still Believing in Dreams の出だし(ギターが入ってくる前)のところで、増尾さんが“もっと速く” と「巻き」の合図を大きく2度したにもかかわらずバンドがついてこない、という、まあ素人目(&耳)にもあからさまにわかるような ところがありまして…… おそらく増尾さんにとって決して演りやすくはなかったのでは?と想像します。
そんな要素があったにもかかわらずですね、ギターソロはもう、感動ものでした。セットリスト
【1部】
Still Believing in Dreams (Y. Masuo)
Sonny-Side Up (Y. Masuo)
No More Dreams (Y. Masuo)
The Tree (Y. Masuo)
Nature's Anthem 自然への賛歌 (Y. Masuo) ※
Part of the Deal (Y. Masuo)
【2部】
Sailing Wonder (Y. Masuo)
Nice Day in Pennsylvania
Life Is Good (Y. Masuo)
Harvest (Masahiro Sayama)
A Little Bit More (Y. Masuo)
【アンコール】
One Word 「一つの言葉」 (Y. Masuo)
ブルース
スカイラーク
※「自然への賛歌」は6/30のみで演奏こういった曲を、またいつか是非、5人くらいのバンドでライブ演奏してほしいですね。
※6/28 新宿PIT INN でのメンバーの記念写真が、新澤健一郎氏のブログ記事にあります(ブログ記事の写真をクリックすると写真が大きくなります)。
Home | Reports Index に戻る | 増尾好秋Webサイト |