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5月 9日 (金) 横浜 Motion Blue ※増尾好秋(g), 奈良岡典篤(ならおかのりあつ)(b),
スティーブ・ジャクソン(ds)、ゲスト:海老原淳子(vo,p)、飛び入り:海野雅威(p)
5月10日 (土) 新宿 Jazz Spot J ※増尾, 奈良岡, S.ジャクソン、ゲスト:海老原、飛び入り:水橋孝(b)
5月11日 (日) 足利 Jazz Spot JAZZ屋根裏 ※海老原淳子(vo,p)+増尾, 奈良岡, S.ジャクソン
5月14日 (水) 東京 六本木 Alfie ※増尾,奈良岡,Tommy Campbell (ds)、ゲスト:海老原
5月15日 (木) 名古屋 jazz inn Lovely ※増尾, 奈良岡, S.ジャクソン
5月16日 (金) 名古屋 jazz inn Lovely ※増尾, 奈良岡, S.ジャクソン、ゲスト:海老原
5月17日 (土) 大阪 Mr. Kelly's ※増尾, 奈良岡, S.ジャクソン, 北山大介(perc)、ゲスト:海老原
5月19日 (月) 東京 南青山 Body & Soul ※増尾, 奈良岡, 加納樹麻(ds)、ゲスト:海老原
5月22日 (木) 四谷 Pocotan ※増尾&高嶋宏(g)
5月23日 (金) 鎌倉 jazz club Daphne ※増尾&直居隆雄(g)、ゲスト:海老原
5月24日 (土) 横浜 Jazz is ※増尾&直居隆雄(g)、ゲスト:海老原
5月25日 (日) 東京 中目黒 FJ’s ※増尾&奈良岡、飛び入り:深町純(keyb)
5月27日 (火) 東京 新宿 Who's Who(旧 DUG) ※海老原淳子(vo,p) +増尾, 奈良岡, S.ジャクソン
5月28日 (水) 北海道 石狩市 Groovy ※増尾,奈良岡,舘山健二(ds)
5月29日 (木) 北海道 静内 新ひだか町公民館 ※ 同上トリオ、ゲスト:奈良岡明憲(sax)
5月30日 (金) 札幌 Sapporo Heaven Studio ※ 同上トリオ、ゲスト:ESMIE(vo), 宮窪Muddy宏明(b.harp)
5月31日 (土) 北海道 石狩市 熊谷病院ホール ※ 同上トリオ、ゲスト:奈良岡明憲(sax)
6月2日 (月) 岡山県 倉敷市 Cookie Jar ※増尾, 奈良岡, MIKA (p)
6月3日 (火) 岡山市 チャーリー ※ 同上
※ 2008/5/17仮アップ、5/28追加、6/3更新
■スティーブ・ジャクソン(ds) とのトリオ
Motion Blue Yokohama はステージ撮影禁止のため、リハーサル中に管理人が撮影。
左から、増尾好秋(g)、
奈良岡典篤(b)、
スティーブ・ジャクソン(ds)。
これに加えて
ゲスト:海老原淳子(vo,p)※新宿 「J」 や名古屋 Lovely も同メンバー。Motion Blue ではピアノの海野雅威 (うんのただたか) さん、「J」ではベースの水橋孝さん、通称ゴンさん、が飛び入り。
今回のツアーは、できれば自身の新作 『Life Is Good』 の発売記念になってほしかったところだけれど、もう少しのことで完成が間に合わなかった。自主レーベル Sunshine Ave. Label からの第1弾になる作品なのです。この日本ツアーが終わってからアメリカで仕上げの作業をして、おそらく7~8月頃には完成するんじゃないかと思う。一方、Sunshine Ave. Label からの第2弾は、すでに完成。それが海老原淳子(vo, p) さんの 『Without You』。 このアルバムは、ニューヨークに増尾さんが所有していたThe Studioで、増尾さんのプロデュースにより2005年と2007年に録音されたもの。ただし、増尾さんはギターではこのアルバムに参加していない(彼女の2作目のための録音では一部ギターでも参加)。
レーベルからの第1弾がまだなので、海老原さんは第2弾にあたる『Without You』を「先行販売」という名目で主にライブ会場で手売りしているわけで。この増尾さんツアーは、レーベルの前宣伝みたいな位置付けになったと言えるかもしれない。そんなわけで、海老原淳子さんはこの5月、スケジュールを増尾さんの日程に合わせて、増尾さんライブに連日のように飛び入りゲスト出演。彼女を初めて知る人たちにも好評で、CDがよく売れていた。ご購入くださった方々、ありがとうございます。(彼女が飛び入りでたくさん歌うことを事前に知っておきたかったという人もいたと思います。十分に前もってお知らせすることができず すみません。)
さて、増尾バンドのメンバーは、上記の日程一覧のとおり、日によっていろいろだけど、ベースはツアーを通してノリ奈良岡さんだった。若手ながら増尾さんが信頼をおくベーシスト。彼は日本で借り物のベースを弾いていたが、今後のことを考えて、このツアー中に思い切ってベースを購入した。これで日本に自身のベースを1本置いておける。次の来日のときにでもそのベースにさらにお金をかけて手を入れるつもりだそうで、いっそう良くなるでしょう。このツアーで増尾さんは連日、マイクでサンシャイン・アベニュー・レーベルについて話すことに加えて、もう一つ、演奏活動に完全復帰するという宣言をしている。この20年間、プロデュースなどスタジオでの仕事が中心になってしまっていたけど、今年から100%ギター弾きに戻ります、との決意表明。ファンとしては嬉しいじゃないですか。「また まったく 一 からのスタートなんですけど、残りの人生、これ(演奏活動)をいっぱいやっていきたいと思うので、皆さんよろしくお願いします」 だそうです。 皆さん応援よろしくお願いします。
演奏された曲は、その日ごとにかなり異なる。自身のオリジナル曲では、「No More Dreams」(海老原淳子さんの付けた日本語歌詞で)、「Wet Dog」、「Part Of The Deal」、「On Greene St.」など。 そしてアンコールかその直前あたりに歌った増尾さんのオリジナルは「One Word」=「ひとつの言葉 (それは“愛”)」という平和ソングです。 ほかはスタンダードや良く知られた曲。それと、海老原淳子さんが歌うときは主に彼女のCDの中から。
増尾さんはここ数年、ライブのたびに1曲くらいは歌っているけど(「歌って!」というリクエストも多い)、今回、ボーカリスト海老原淳子さんと一緒にやっている影響か?1回のライブで1曲どころか何曲も歌ったりしていた。私個人としては、増尾さんのギターさえ聴いていればいいんだけど、増尾さんの声の質や歌い方は魅力的だし、歌うことでステージに変化もつけられるわけで、どんどん歌ってボーカルのほうにも磨きをかけていただくのもいいかも。今回のツアーで、増尾さんのギターに「強さ」を感じるという声が複数あった。たしかに、弦をバチッとはじくような強い音を以前より多く使う。けど、もしかしたらそれだけじゃなく、内側から感じられる何かなのかな? 100%ギター弾きに復帰して 一 からやり直すんだという心意気が音に出ているのかもしれない(気のせいか、ツアーの途中で一段とその感じが強まったような…? でも北海道・岡山は観てないのでよくわからない)。 いや~、とにかくかっこよかった。 もちろん、強さを感じるだけじゃなく、増尾さんのギター 歌ってましたね~
海老原淳子 (vocal, piano, keyboard harmonica)
↑Photo by Ishii 氏@六本木アルフィースティーブ・ジャクソン: 増尾さんがアメリカへ渡ったばかりの頃からの友人とのこと。彼はこのところ毎年のように春に日本に来ている。
奥様も一緒に来日されて、高級カメラでステージ写真を撮りまくっていらっしゃった。
←今回のツアーでは日によってメンバーがいろいろだが、ベースはツアーを通して ノリ奈良岡さん。落ち着いていて頼もしいサポート。
■トミー・キャンベル(ds) と@六本木Alfie 増尾、ノリ奈良岡、トミー・キャンベル(ds) トリオ
1980年代前半、ソニー・ロリンズ(ts) バンドのメンバーとして一緒に演奏していた増尾さんとトミー・キャンベルの久しぶりの共演。 トミーはリズムの切れが抜群だし、どんなタイプの曲もすべて心得ているという感じで、素晴らしい。この夜だけどういうわけかお客さんが少なめだったのはもったいなかった。本当にこのトリオのステージ、素晴らしかったんですよ。
アルフィーのステージの写真はすべて撮影者Ishii氏から提供いただいたものです。
★海老原淳子さんのブログ2008/5/25付記事でこの14日のIshii 氏による写真がもっと観られます。増尾好秋(g)、Nori 奈良岡 (b)
Photo by Ishii 氏@六本木アルフィートミー・キャンベル(ds)
Photo by Ishii 氏@六本木アルフィー
■K.Kurodaさんが17日名古屋Lovelyの写真を ★K.Kuroda Photo Gallery の [Gallery 別館] にアップしてくれました。別館の目次の下のほうにあるリンクが最新ページです。是非ご覧ください。
■9年ぶりの大阪ライブ@Mr. Kelly's
Photo by Leo Chan香港からわざわざ増尾さんを聴きに来た人がいる。数カ月前に「Mr. Masuoのライブがあればどこの国でも行くから教えてほしい」という英語での問い合わせがあったので、日本ツアーが決まったときにお知らせしておいたところ、彼は本当に日本まで来た。15日@名古屋Lovely と 17日@大阪Mr. Kelly's をご鑑賞。香港に帰ってから写真を3枚送ってくれた。すごく高級モデルのカメラをお使いと見た。大阪のこの写真を使わせてほしいとメールしたら、Kelly'sのロゴの写真も追加で送ってくれた。(右の写真はクリックで拡大できます。ここへ戻るには、ブラウザの[戻る]ボタンをご使用ください)
ここ数年間というもの、増尾さんが来日しても関西へは行かないことが続いて、大阪のファンから嘆きの声が漏れていた。今回やっと久しぶりの大阪ライブが実現。これからもっと関西でもあるといいですね。
ノリ奈良岡、増尾、北山大介(perc)、Steve Jackson ▼Photo by Leo Chan
■加納樹麻(ds)と@南青山Body & Soul
最近 めきめき 頭角を現しているドラマー加納樹麻(かのうじゅあさ)氏。お店の京子ママの勧めでこの初共演が決まったとのこと。数日前に六本木 alfie の容子ママが、この加納さんとのライブについて「合えば凄くいいはず」と前予想を下してくれた。そして当日……合いました! そして、まさにおっしゃる通り!
加納さん、いいですね。ノリさんと加納さんという素晴らしい若手コンビのリズム隊を得て、増尾さんのギターも冴えていた。2ndセットの途中に、ソニー・ロリンズ バンドのメンバーとして来日中のBobby Bloom (g) がご来店。気付いた増尾さんは嬉しそう。 そして鈴木チン良雄さんも! 増尾さん嬉しそう。アンコールをこれから演奏するときになって、増尾:「チンさん、曲 覚えてないかもしれないけど、演ってよ」、海老原:「チンさんあの曲」、チンさん:「俺、忘れたよ」。最初は渋っていたチンさんも、とうとうベースへ歩み寄る。チンさんにベースをあけ渡したノリ奈良岡さんは、チンさんの耳元で何やら ゴニョゴニョ(簡単に説明)。 で、上の写真のようになりました。
▲周囲に緑色枠線のある写真は、クリックで拡大表示。ブラウザの戻るボタンで戻ってください▼ ■高嶋宏&増尾好秋 DUO
@四谷のギターバーPocotan
こちらは初の共演。Sunshine Ave レーベルの第2弾のCDをプレスしたのが高嶋さんの会社なのです。一緒に演奏しようという話になって、互いに空いているのがこの日だけ、そしてちょうどお店もこの日だけ空いていた、というわけで奇跡的に実現。次はどんな曲をやろうか?と二人で相談しながら進行。何曲か演奏するうちに少しなじんでいく感じが面白かった。高嶋さんはアイディアも豊富にいろんな味を出してた。Pocotanは、高嶋さんのお弟子さんが開いたとのこと。ギタリストのDVDもあり、ギター好きにはたまらない店。
■直居隆雄&増尾好秋DUO +海老原淳子
@横浜Jazz is にて( 鎌倉Daphneでも )
1971年に一緒に New York へ渡った、旧知の間柄の直居さんと増尾さん。2年前に一度、久々の共演を果たしている。直居さんもまた素晴らしいギタリスト。コンビネーションもばっちり。ゲスト海老原さんのボーカル&ピアノをツイン・ギターでバッキングするときさえも、聴きごたえがあった。
(それにしても、ギター デュオ ライブでたっぷり聴けた増尾さんのバッキング、なんて小気味いいんだ。ギターで弾くウォーキングベースのあの安定感といったらないよね。)
■増尾好秋&ノリ奈良岡 DUO +友情出演:深町純
@中目黒にある深町純さんの店 FJ's(↑クリックで拡大。ブラウザの[戻る]ボタンで戻る)
深町さんご使用のキーボードは YAMAHA CP-80 エレクトリック グランド ピアノ、そしてシンセサイザー nord lead 2 とそれにつないだ YAMAHA の MOTIF。
FJ's、お薦めです。深町さんがいつもお店にいるとは限らないようですが。お近くの方は是非行ってみてください。ツアーで唯一の、ノリさんとのデュオ ライブ。できればこの日にこそ増尾さんとノリさんのいいツーショットを撮りたかったけど、座席の関係で難しかった。この日は、始まる前に増尾さんがギターのピックアップをいじってしまって音がちょっと変わってしまい、音色に違和感を覚えながら弾いてたみたいだし、ノリさんは最初緊張してしまったそうだ。 とまぁ、必ずしもベストではない状況でスタートしたにもかかわらず、素晴らしい演奏が聴けたし多彩なステージで存分に楽しませてくれた。
ノリ さん、このツアーではいつも頼もしいサポートをありがとう!
左は、増尾さんと三十数年ぶりに再会した深町さんも加わっての1シーン。深町さんが加わっての演奏がとてもマッチして素敵だった (掲示板の#2392~2393参照)。 深町さん、ありがとう。 客席には、六本木アルフィーの容子ママや、故ギタリスト大村憲司さんの奥様セイコさんもみえていた(大村憲司さんと増尾さんについての話は、番外編ページに)。
会場は比較的若いお客さんが多くていい雰囲気だった。
つづきはこちら → ●[ステージ編2] / ● おまけ[番外編](増尾さんの飛び入り出演 や 楽屋など)
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