Jazz in 南レク 2005 レポート (2006/2/1) Page5/5
ホテルに帰り一休みしてから又下のラーメン屋さんへ。チャーハンとギョーザで演奏前の腹ごしらえ。渋谷さんが先に来ていたので一緒に座る。渋谷さんと仕事するのは
Jirokichi で始まり次がラブリー、今夜が3回目という事になりますが、今回の一番の収穫は渋谷さんと演奏出来た事だと思うようになっていました。昨年の秋、ケイ赤城と話している時に渋谷さんと一緒にやってどうだったという話になったんです。その時に僕が言ったのは渋谷さんはものすごく波長が長い人なのではないかという事から始まって、表現するのが難しいんだけれど、簡単に言ってしまえば落ち着いているという事、彼なら極端な話
8小節に一発の音でも間が持てる人だと思った。なんて話をしていたんですよ。東洋的美とでもいうのでしょうか、僕も数年座禅でも組んで座っていれば少しはそういった心境に近づけるのではないか。渋谷さんがバンドの中にいると不思議な安心感があってよかったんですね。それにこのバンドには仏様みたいな峰さんがいるし、よくぞ名付けた
南レク Super Band ! (岡田君が考えたのかなぁ?)
音楽は不思議な物ですね。人間が集まって音を出して行く。その音に感じて又次の音を出す。そうやっているうちにどんどん昇って行くんだね。エクスタシィーだ。渋谷さんの出す音にすごく僕は感じたんです。
会場に着くと300人位かな人でいっぱいだ。すでに坂田君のバンドがやっている。サックス、ピアノ、ベースの無駄がない編成。長い事一緒にやっているバンドなんだろうね、とてもまとまっている。エレクトリックベースだけをひくバカボンさんだと思っていたら今夜はアコースティックベースだ。いい音している。ギャピーみたいなアバンギャルドな音楽から手拍子の民謡まで、このユニットの音楽は自由自在だ。彼らの音楽を聴きながら四国の片田舎で人々がこのように音楽を満喫しているなんて日本は何と文化が高いのだろうと一人感激していました。いよいよ僕たちの出番。ギターをもってステージへ。お客さんを見るとみんな
“今晩は”
という感じで和気あいあい。夏の夜、人々のざわめき、照明の具合とか、子供の頃行った盆踊りを思い出してしまった。やはり期待していた宇和島からのギターアンプは届かなかったのでヤマハのやつで。でも悪くなかったよ。アっという間に僕たちのセットも終わり最後は全員でサマータイム。拍手が鳴り止まずもっとやるんだろうと思って後ろを見るとみんなはサッサと消えてしまってステージは僕一人。しょうがないので何かポロポロ弾いていたら岡田君が戻って来て二人で2曲。一晩中でもやっていたかったね。というわけで夜も更けて無事
Jazz in 南レク
も終わりました。みんなが喜んでくれたので良かった。
すでにステージの後ろでは宴会が始まっていてる。蚊除けのために大きな扇風機が回っていて、テーブルの上には食べきれないほどの食べ物がローソクの灯にユラユラ。夜中の1時頃まで飲んだり食ったり話が尽きなかった。(お〜いケーシ!君の話題で話が盛り上がったんだよ。)
岡田君、本当にすばらしい時をありがとう!
P.S. 岡田君のお母さんが僕の事をほめてくれたんだって。みんながいなくなってしまったのに残ってちゃんと2曲もやったのでえらいと言ったそうです。嬉しかった。
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