増尾好秋から
Summer 2003 2003年9月1日(月) Page 2/3
*続き
Wind Surfing
今年の一月 Bassist の友達から声がかかり
カリブの国ドミニカンリパブリックのプンタカーナって言うところにあるリゾートホテル
`Club Med'
で10日間位仕事があるんだけれどやらないかとのこと。大してお金にもならないし、こういうことは今までやったことがないし、どうかなぁ〜と思って考えてみたのだけれど、僕とShirley
はこのところVacation
に行った事もないし、まあチョードいい機会だ何でも新しい事やってみようと思って行く事にしました。仕事と言ったって演奏はBarみたいな所で
Bass
と二人で一晩に一時間だけ、それも結局は半分位しかやらなかったんじゃないかな。やれ雨だとか、何か催し物が遅れたとかですぐに今晩はやらなくてもいいよって事になってしまうのです。とにかくその
Club Med で始めて Wind Surfing
のレッスンを受けたんです。僕にはどういうわけか最初からこのスポーツには何かひきつけられるものがあって、だんだんコツが分かって来るともうすっかり気に入ってしまった。ここで又偶然な事があるのです。引っ越して来て今住んでいるこの
Pennsylvania
の家の物置き小屋の中に、前に住んでいた人が置いて行ってくれたサーフボードみたいなやつとヨットの帆があったのです。僕はそれが何であるか知らなかったんですがなんと
Wind Surfing board
と帆だったんですね。そんなわけなので夏になるとさっそく引っ張り出して来てやり始めました。湖でやるのは波がないし海よりずっと楽。強風とかよっぽど悪いコンディションでもないかぎり僕達の年代でも大丈夫。でも何せ風まかせだからのんびり構えないとダメだね。ひとたび出てしまうと風向きが悪いとか風がなくなってしまうとかすべてはその日の気象状況に左右されるから何時帰って来れるか分からない。そのどうなるか分からないというチヨットしたスリルと風という大自然のパワーを自分一人の力でコントロールしていくアクションがまさに僕の冒険心をくすぐるんだ。何故か男は冒険していると男としての生きがいみたいな処が満たされてくるんだね。真夏の太陽の下うまくいい風をつかまえて全身に風のパワーを感じながら水の上を滑っていく。日常のストレスやフラストレーションがいっぺんに吹き飛んで気分一新大爽快なんです。
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