増尾好秋から
Happy New Year 2004年1月3日(土)
明けましておめでとうございます。
今年も健康で楽しく実りのおおい年になりますように。
日本も同じ様ですがこちらもとっても暖かい新年でまさに新春という感じです。 このお正月は司馬遼太郎の
”竜馬がゆく”
を30年ぶりに又読んでいます。友達がわざわざ送ってくれたんです。大感謝!
この本は僕が始めて読んだ時代物小説。面白いから是非読みなってサダオさんから薦められて読んだのですよ。今又読んでみると自分自身の人生感とか男っていう事とか、結構いろんなところでこの本から影響を受けたんだなって事に気がつきました。僕はこういうのが好きなんです。
昨年の仕事納めは百々君の新作の mixing
でした。御存じのように彼は今日本なので百々君抜きでエージと二人でやりました。今回の
mixing はいかにしてピアノのデリケイトなタッチを壊さないで Reuben
Rogers の bass と John Lamkin の drums
を生かすかという事が僕のテーマでした。この二人はとてもパワーフルなリズムセクションなんです。John
のドラムセットは kick drum
が22インチだったしロックのドラムセットみたいでジャズのピアノトリオではあまりこんなセットを使う人はいませんね。でもそこが又
曲調と合って新鮮でした。久しぶりに改めて全曲を聞いてみて確かに百々君はこのニ作目で音楽家として新境地を開拓しているなという手ごたえがありました。
The Studio
では12月の中頃からトランペットの大野俊三君が久しぶりの新作のレコーディングをやっています。僕はそのプロジェクトには直接関わっていませんが、このお正月3、4、5日で
mixing
をして完成という予定になっています。彼の新作も楽しみですね。
さて僕自身の事ですが、今年は久しぶりに6月から7月にかけて日本に演奏に行く事に決まっていますね、その前には何とか僕の”幻の新作”も世に出したいと思っていますよ。...と書いているとなにか去年も同じような事言っていたような気がするなァ〜。そうです
僕は自称どうしようもない奴なんです。ナガイ目で見てやって下さいな。
MASUO