Editor's Notes    by 管理人
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2005/1/30 ジョシュア・ブレイクストーン etc.

新年そうそうにギターのジョシュア・ブレイクストーンからじきじきにメールをいただき、相互リンクさせていただいた。 ジョシュアのサイトの Links ページには、ジョシュア本人が増尾さんについてのコメントを書いてくれている。その文を是非ご覧いただきたいところだが、英語が苦手な方のために、大意は次のとおり:

ジョシュア・ブレイクストーンのサイトLinks ページより》

 http://www.ymasuo.com/ : ギタリスト Yoshiaki Masuo のウェブサイト。Masuo は過去現在を通じて僕が特に好きなギタリストの一人であり、僕自身、彼のプレイに大きな影響を受けた。初めて彼を聴いたのは1970年代でソニー・ロリンズとの共演だったが、主にその頃の影響だ。 Masuo を知らない人は、彼のウェブサイトで情報をチェックし、彼のアルバムを買うといい。彼の最新作 "Are You Happy Now" はほとんどがオリジナル曲で佳曲がそろっており、レニー・ホワイト (ドラムス)、素晴らしいプレイのラリー・ゴールディングス (オルガン) とのグループにより見事な演奏に仕上がっている。このアルバムでは、Masuo の相変わらず美しく豊饒な音による リリカルかつメロディック、そしてときには非常にエッジのきいた(*) 演奏が聴ける。彼のギターは常に歌っている。 Masuo はニューヨークのグリーン・ストリートにある「The Studio」のオーナーでもあり、僕はそのスタジオで3枚のCDをレコーディングした。そのうち「Tomorrow's Hours」と「The Music of Bud Powell」のレコーディングでは Masuo 自身がエンジニアを務めてくれた。 (by ジョシュアンブレイクストーン)

* エッジのきいた→原文では edgy 。edgy は、先鋭的な、
刺激的・挑発的な、斬新な、格好いい … などなど。
(ほかに「ピリピリ・イライラして」の意味もあるけど)

増尾好秋&マンハッタン・ブレイズがバックをつとめた 渡辺香津美(g)のアルバム『ビレッジ・イン・バブルズ』が、2004/12月にCD化された。(→amazon)
 これについて Message Board に寄せられたコメント:

 四半世紀前に買ったレコードですがCDも買ってしまいました。リマスタリング時の処理がいいのか音全体が非常に原盤に近いです。こちらの方が低音が出ている分原盤よりいいかもしれません。「クリスタル・レイン」も香津美さんの感性が出ていて好きですが、何と言っても「マジック・カーペット」は最高です。
 増尾さんが弾いてるのは単なる2小節の延々たるリフなんですけどね。一つも死んでない。増尾さんが指使いや視覚ではなく頭で弾いている証だと思うんです。増尾さんの音色選びのセンス、アーティキュレーション、出だしの潔さ、エレピ、ベースが徐々に加わってホーン・アンサンブルを経て香津美さんのソロに到達するまでの時間はとても爽快です。
 こんなに表情のある音を出せるギタリストって世界中に他にいるのかな。しかも日本製のギターでですよ。 「弘法、筆を選ばず。」
(#1605 KH さんより)

 そうです。増尾さんのギターは、ソロはもちろんのこと、バッキングも素晴らしいし、決まったリズムを刻むだけでも素晴らしいのです。


2004/1/13 夢に新作CDが...

  これまでに増尾さんの夢を数回ほど見たことがある。それがけっこう正夢 っぽかったり、あるいはもうすぐ来日ツアーがあるという知らせみたいなものだったりするのだ。
 たとえばこんな夢 −− 私はライブハウスにいた。数年ぶりの増尾さんのライブで嬉しかった。ステージのほうを遠目に観ていたら、ふと、増尾さんが つかつかと近付いてきて私の前に立ち、なんと話しかけようとしてくださるではないか。 その頃といえば、過去に私のほうから話させていただくことはあっても、こんな風に声をかけていただいたことはなかったというのに。 わわっ、 あの人なつっこい笑顔がすぐ目の前に... と、せっかくのところで、私は仰向けに寝ころんでいる自分に気付き(現実に寝ている自分と重なったらしい)、こんな格好じゃマズイッ! っとあわてて起き上がろうとしたら目が覚めてしまったのだった。 あぁ、いいとこだったのにぃ。 −− その夢をみてから間もなく、久しぶりの増尾さん来日を知った。そうか、夢が知らせてくれたのか。そして新宿「J」でのライブに行った。休憩時間に、店のあの低めの椅子に私が腰掛けていると、増尾さんがほんとに目の前に立って、声をかけてくださったのだ。 えぇ?! これって...腰掛けた位置から増尾さんを見上げるこの角度と距離、まさに夢の中と同じだった!
 もう一つは、ぐちゃぐちゃの夢で、とにかく増尾さんとか封筒とかが出てきた。その数日後にペンシルバニアから郵便をいただいた(うわぉ!)。 消印をみたら、ちょうど夢を見たその日に投函されていた。

 Webサイト管理人としてご本人といろいろ連絡させていただくようになってから、ここ数年そんな夢は見ていない。もう情報がしっかり入ってくるようになったから、かえって勘みたいなものが働かなくなったのかなぁ。
 なんて思いにふけっていたら、そんなこと考えたせいか、久しぶりにまた夢を見た。現在、完成が何年越しになっている増尾さんの「幻の」新作。その新作の、製品版CDではなくCD−Rを私が手にしているという夢だった。曲名のリストにざっと10曲あまりほど横書き2段で並んでいて、増尾さんの手書きの文字とかがあって、なぜだか淡いピンクの付箋紙が張ってあったりする。文字が読めそうで読めなくて、もうちょっと目を近付けたら...家族に起こされてしまった。トホホ。頼むからもう少し寝させて、続きを見させて〜...と思ったけど、もう無理だった。あ〜、曲名を読みたかったよぅ。


2003/7/26 ある国語の先生の知っているジャズ

 もう1年も前のネタだけど、中学校に通ってるTちゃんの話。
 国語の時間のことだ。教科書に、第二次世界大戦の頃を描いた詩があった。戦争が終わって「ラジオからはジャズが溢れた」のくだりがある。そこで先生、ジャズについて簡単に説明しておこうと、クラスに向かって「ジャズを聞いたことのある人」と問いかけた。3人ほどが手をあげた。そのうちの1人に「どこで聞いた?」と先生。「ラジオとかで」と答える生徒。次に、手をあげた一人であるTちゃんのほうに質問が向けられた。 「ジャズってどんな音楽ですか?
 いきなりずいぶんと遠大なテーマだ。 Tちゃんは一瞬困った。彼女は単にラジオとかで聞いているだけじゃない。ライブを何度か観たりもしてるわけで、ジャズなる音楽のイメージは彼女なりにあるのだ。だけど、すぐさま言葉で説明するのはそう簡単ではない。授業中にあまり長ったらしく言うわけにもいかないから、ほかの音楽と特に何が違うかを言えばいいかなと考えた。「アドリブとかがあって自由な音楽です。」 もしも時間をもらえたら、もうちょっといろいろ説明を試みるのに、と思いながら。 そしたら先生、「うん、それはそうなんだけど。じゃあ、リズムは速いですか、遅いですか?」 ☆◇@#?
 おいおい。 先生はもしかして "速い" と答えさせるつもりなのか?! いや、それに合わせるわけにいかない。「速い曲も遅い曲もあります。」とTちゃん。それでも先生、「どちらかと言えば?」と畳みかけてくる。 しぶしぶ「速いです」と答えるしかない。先生はようやく満足して次の説明に進んだのだった。どうにもすっきりしない。とはいえ、それ以上先生とやりあってもしょうがないだろうし、内申書にひびくとまずいからね。
 Tちゃんは家に帰ると、国語の先生よりはジャズをわかってる親にひとしきりこの話をして悔しがった。ジャズがどんな音楽かなんて、国語には直接関係ないことだけど、全然わかってない先生に口裏を合わせさせられたのは心外だったようだ。ちなみに、その先生はわりと年輩の女性で、ほかのことに関してはけっこう物知りらしい。Tちゃんはこれまでジャズのことをほとんど知らないつもりでいたのに、この事件がきっかけで "自分はこれでもジャズを知っているほうなんだ"と自覚するようになったのだった。
 以来、彼女はスローテンポのジャズを聞くたびに、その国語の先生に聞かせてあげたいものだと、このことを思い出す。 教訓:ジャズリスナーはもっとジャズの布教活動をすべし!!


2003/3/31楽屋写真

イラク戦争やらSARSやら、ニュースを見るとどうしても暗い気持ちになってしまうこの頃。
増尾さんの新譜の完成まではもうちょっとかかりそうだし‥‥。
そこで、ちょっと気分転換にと、しまっておいた写真をアップしてみます。

010213kntz_gakuya33_25.jpg (39214 バイト)

この前の日本ツアーのとき、東京杉並区西荻窪にあるKonitz (コニッツ) というお店の楽屋で K. Ohashi 氏が撮影されたもの。ベースの岡田勉さんと話す増尾さんです。もう、これが2年前になるのですね。2001年2月13日のライブでした。
いつか写真コーナーを新設したら、この写真をそこに移すかもしれません。



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