増尾好秋からの
メッセージ


(No Title) 送信日: 2003年6月26日(木) Page 2/3
*続き

 (掲示板で) 貞夫さんの事が話題になっていますね。昔 僕達を刺激したように今も若い世代とコネクトしているって事すばらしいですね。この冬こちらに来た時も 前よりいっそう元気で(10年前Just Like Old Timesのレコーディングで来た時は病み上がりだったんですよ) やっぱり普通の人とは違うなあと思いました。これだけ長い間第一線で活躍しているって事、並み大抵の努力と心構えで出来ることではありません。クソ 僕だって負けないぞっていう気持ちになります。

 貞夫さんの話題のついでにこの春とても特別な経験をしたこと書きます。
このHome Pageを見ていて貞夫さんのアルバム“パモジャ”がCDになって再発されていることを知りました。実は僕はこのアルバムは聞いたことがありませんでした。何かの具合で今まで聞くチャンスがなかったんだね。そのレコード会社に知人がいたのでmailでお願いして送ってもらいました。ついでに 111 Sullivan Street もね。
 自分の昔の演奏を聞くなんてこわいようなヒヤヒヤドキドキもんなんです。一人でヘッドフォンをかけて聞き始めました。あ〜こんな曲あったなあ、この日はギターアンプの調子が悪かったとか、聞くうちに忘れていたいろんなことを思い出してくる。銀座にあった読売ホールでのライブレコーディング。(読売ホールって今でもあるのですか?) 僕はこの日 朝から熱を出してしまって、今日はもう行かないなんて無責任なことをきめていたのですが、夕方になってよくなってきたので途中からコンサートに参加したんです。
 余談になりますが僕の友人David Bakerがレコーディングエンジニアでした。最近彼と電話で話している時にこのレコーディングの話しになって今まで僕がまったく知らなかった事を聞きました。日本のスタッフがあまりライブレコーディングの経験がなかったのかレコーディング機材をすべて1ケ所の電源に接続してしまったので、さあレコーディングを始めようと録音ボタンを押したとたんにヒューズがとんでしまって停電。その時彼がおぼえた日本語が “どうしたの” だって。そんなもんで開演が30分も遅れてしまったんだって。だから僕がずいぶん遅れて行ったけれど2、3曲ミスしただけだったのかも知れない(ミスした = 間に合わず逃した)。冨樫さんがこのレコーディングに参加していたのも忘れていたな。
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