増尾好秋から

(No Title) 送信日: 2003年6月26日(木) Page 1/3

  こちらの今年の春は記録破りの雨ばかりでした。2日前に雨がやんで今度は突然30度をこす猛暑に突入。New York City は雨が多かったせいか街路樹が何時もよりしげりまくっていい感じ。Pennsylvania の田舎は今、州の花 Mountain Laurel が満開です。昨年とくらべて3週間も遅いけれどね。

 ゆっくりだけれど僕のプロジェクト(*新譜の制作)もゴールに向かってちゃくちゃくと進んでいます。このHomeページにも書かれていたようにチンさんにも1曲加わってもらいました。チンさんがちょうどいいタイミングで4月のあたまに1週間程こちらに来たので、僕が前にkeyboardでひいたbassパートをチンさんに弾いてもらいました。人から借りた楽器(だいぶ疲れまくっているbassだとチンさんは言っていましたが)だったのでいい音しないよなんて言っていたけれど僕にはちゃんとチンさんの音がしています。大感謝!
 5月に Shirley の姉 Judy が New York に来たので又2人にコーラスでレコーディングに参加してもらいました。2人には You Make My Love Burn Bright でも歌ってもらって冗談でコーラスグループ TwoLips なんて名前をつけました。 いつものようにわいわい騒ぎながら楽しくレコーディング。終わった後はチャイナタウンにでも行って食事。ギャラなし。
 それと5月19日は僕達の30回目のア二バーサリー。久しぶりに 6th Avenue と 13th Street の角にある僕達が式をあげた教会の前を通ってみました。入り口の所が少し変わっていましたが昔のまま。そのころ僕は Sonny Rollins のバンドでやっていました。ヨーロッパに演奏旅行に行くことになり、ビザの問題があったのでそれなら結婚しようかって事になりました。もちろんそんな事だけで決心したわけでなく何かすべて時が来たなっていう潮時だったんだと思う。Thompson Street の月$125のアパートに住んでいて(バスタブがキッチンにあった)金も全然なくて Shirley は僕のおばさんが結婚祝で送ってくれたお金でメキシカンウエディングドレスを買って、僕はスーツなんて1着も持っていなかったので やせてて身体のサイズも近い岸田ケージ(ds) から黒のビロードスーツと靴まで借りて、その日の朝は中村照夫さんの車で教会に送ってもらいました。いきなりその前日に通知したんだけれどそのころNew Yorkにいた友達とかみんな来てくれてうれしかったな。式の最後の方で牧師さんの言うことを僕がそのままリピートするという段になって 何言っているんだか全然聞き取れなくて困ったよ。とにかく30年間よくやってきたなァ〜いろいろあったけれど。2人に表賞状だね。East Sideにあるそば屋にいってア二バーサリー ディナー。
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