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Jan 29, 2007 Live


緊急一時帰国単発ライブ 2007/1/29 (月) 横浜 APPLE   海老原淳子(vo, p)増尾好秋(g, vo)

1/29 APPLE ●海老原淳子 増尾好秋 DUO

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↑リハーサル風景。ギターは暗くてわかりにくいけど、
レスポールです。 日本へお持ちになるのは久しぶり。

 増尾さんが所用のため急きょ一時帰国することになり、せっかくのこの機会をとらえて共演を…という海老原さんからの誘いに増尾さんが応える形でこの日のデュオが実現した。
 直前(20日間前)に決まった来日で、普通ならお店の日程や共演ミュージシャンの日程が埋まっていてうまくいかないものだけど、今回海老原さんの手回しのよさのおかげもあってこのブッキングが成立した。 

 この日はなんと増尾さんが成田に到着の当日なのだ。成田からご自宅に着いて荷物を下ろしてから横浜へ向かうとしたら、リハーサルの時間がとれない! …ということで、海老原さんが車で成田まで迎えに行き、そこから横浜へ直行したとのこと。

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↑リハーサル中に一瞬こんな光景も
(手元が見えなくてごめんなさい)。

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 横浜アップル潜入記  by とつき さん

 行って来ました。今回唯一の演奏機会である横浜アップルに。

 「満席が予想されるので早めのお越しを」とのことだったので、19時に到着したらちょうどKacoさんもいらしたところでした。 増尾さんと海老原さんはリハーサルの真っ最中。 海老原さんが用意した楽譜で段取りを確認しています。

~♪ Let Me Call You Sweet Heart ~ (実際には時間の関係で演奏せず)
海 「この曲は普通のブルースコードでやっていくだけなので大丈夫だと思います。」
増 「いいから、ともかくやってみようよ。」

~♪Teach Me Tonight ~
海 「この曲はサビをバース代わりにルバートで歌います。本編は普通です。
   これ前にもやりましたよ?」
増 「そうだっけ? ごめん、あんまり覚えてない(笑)」

~♪ I Can See Clearly Now ~
海 「1コーラス目こう来てこう来て、ここがソロです。このソロはここと同じコードなんですけどね。
   X time で結構です。私のソロが終ったらサビに飛びます。その後コーダです。」
増 「じゃあ、やってみよう。」
   * * * 演奏 * * * 
増 「??? あれ? コーダに飛ばないの?」
海 「あッ!飛ぶの忘れた! すみませぇ~ん。」

~♪リハが終って~
増 「楽譜、演奏するものだけ抜き出してちゃんと並べておこうね。そうでないと
   演奏する時になって楽譜をいちいち探さなきゃいけないと大変だから。」
海 「そうですよね。 で、どの曲演奏することになったのでしたっけ?」
  (といって席を移して選曲し始めた…)

 増尾さんの曲 You Make My Love Burn Bright もリハーサルしてましたが、海老原さんがこれまでに自身のライブで少しコードやフィールを変えて歌っていたのを今回は原曲通りにするため、増尾さんが「違うよ。こう。」 「あれ? こうじゃありません?」 「違う。歌メロがこのノートで無いと、このコードにならないの。」  などなど、私などにはチンプンカンプンの会話ながら、限られた時間でも細かい部分までこだわっている様子。 普段、リハーサルなど見る機会も無いので、非常に珍しく興味深いものでした。 (結局、この曲は本番では歌わず、リハーサルだけでした。)

 増尾さんはビンテージのレスポールにブギーのアンプ。 お店のマネージャーと思しき人が、店のフロアレディに「良く見とけよ。ギターキッズに自慢できるゼ」と言ってました。 あのお店の女の子は皆、マニアなのでしょうか。すごい店です。

 本番のステージは、JAZZのスタンダードや海老原さん増尾さんのオリジナル曲の他にも、ビートルズやキャロルキングなどの「ポップスのスタンダード」を海老原さんの歌と増尾さんのギターで聞くという、私に取っては極上の組み合わせで至福の時間でした。 成田から直行したという旅の疲れも見せないステージでしたが、リハーサルが短すぎたためか、 お二人の立ち位置のせいか、時々海老原さんが右斜め後ろの増尾さんの方まで振り返ってアイコンタクトしようとしているシーンも見られました。 二人で歌った No More Dreams は、もう1回ちゃんと(酔客のノイズなしで)聞きたい!

 唯一のキズはステージが押したため、駐車場が閉まってしまう午前0時近くなったため終演間際に店を出なければならなかったこと。 終演後の楽しい会話は、Kacoさんにお任せします。

 付記:個人的な最大の驚きはフロアレディの、装った夜の仕事着と、出勤中の普段着との生々しいギャップを目の当たりにしたこと。 これもリハーサルから見せて頂いた効用ですネ。

セットリスト (海老原淳子さんホームページの2月のスケジュールから)

==== 1st set ===
1. Ain't Misbehavin' 浮気は止めた
2. Love Me Or Leave Me
3. Here There And Everywhere (by Paul McCartney ※増尾さんのコーラス入り)
4. Fool On The Hill
5. Have You Ever Seen The Rain (CCR)
6. Without You (by J. Ebihara)
7. You've Got A Friend (キャロル・キング)

==== 2nd set ===
1. Blame It On My Youth
2. I Can See Clearly Now
3. Teach Me Tonight
4. No More Dreams (Music by Y. Masuo, Words by J. Ebihara)
5. I Miss You (by J. Ebihara)
6. Change The World (Eric Clapton)

==== 3rd set ===   (※ 1stと2ndが遅い時刻にずれこんだため3rdは短め)
1. Blue Moon
2. Imagine (John Lennon)
3. I Wish~私の願い (by J. Ebihara)
4. How High The Moon

 「終演後の楽しい会話はKacoさんに」 と とつき さんから振られたけど、実はわたしも終電時刻のためほんの数分違いで店を出たので、あとあとのことは知らないのです。最後のほうにあったことといえば…

 ステージ最後の曲 How High The Moon を始める頃、すぐそばにある Bar Bar Bar に出演していた鈴木良雄(b) さんがAPPLE店内 へ! チンさんは入ると入り口近くで演奏を聴いていた。曲が終わってから、海老原さんがチンさんにようやく気付き「エーッ! チンさん来てたの? 気付かなかった。 いつから?」。 「今、今。 山ちゃん(山本剛さん)も来たよ」「エーッ!」。 
 私がもう帰るという今になって、チンさんたちを加えた演奏が始まったら口惜しくて泣いちゃう! と思ったところ、もう演らなかった。増尾さんがお疲れですからね。 ミュージシャン4人でいったんお店の外に出てワイワイガヤガヤ。私も帰るので一緒に店の外へ。笑い声まじりの楽しそうな会話がはずんでいたところで、私は挨拶して、ライブの興奮に満たされた気分でその場を後にした。

掲示板の #2117 にもごく簡単に感想を書きました。 (Kaco)

海老原淳子さんサイトの2月の「スケジュール」に、ステージの様子やライブ後のことが書かれています。

 

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