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2008 Autumun Japan Tour

10/20 (月) 新宿 30周年誕生日 増尾、本川悠平(b)市原康(ds) (ジャズ研後輩の精鋭と)、ゲスト多数
10/24 (金) 杉並区 阿佐谷ジャズストリート(1日目) 産業商工会館 18:00〜, 19:30〜
          「海老原淳子(vo,p) +増尾好秋(g) トリオ」 伊藤潮(b)、平井景(ds)
10/27 (月) 目黒区 五本木 Maple House 増尾、鈴木良雄(b) デュオ
11/ 1 (土) 名古屋 キャバレロクラブ 増尾、岡田勉(b)、Ruben Figueroa (prc)
11/ 2 (日) 四日市 Salaam 増尾、岡田勉(b) デュオ
11/ 3 (月) 岐阜市 After Dark 増尾、岡田勉(b) 、くろだ・あつし(ds)
11/ 7 (金) 東京 中目黒 FJ's 増尾、鈴木良雄(b) デュオ
11/ 9 (日) 東京 高田馬場 Hot House 増尾好秋(g)、鈴木良雄(b) デュオ
11/11 (火) 新宿 Who&s Who 海老原淳子(vo,p) 、増尾、鈴木良雄(b)

  ※ 2008/11/21末尾に文を追記しました。

2008-10-20  jazz spot J 30th Birthday J30周年誕生日

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本川悠平(b)、増尾好秋(g)、市原康(ds)

F2591_t25.jpg (27497 バイト) 田中充(tp)

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上野尊子(vo)

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手前の向かって左:本川悠平(b)、 その奧:増尾、 中央:清水くるみ(p)、 手前の向かって右:市原康(ds)、そのすぐ後ろの白いTシャツ姿:バードマン幸田 (敬称略)

※当サイトのBBS #2470 にもこのJのライブについて管理人の投稿記事があります。

30年前のこの日、早大ジャズ研OBが資金を出し合って J をオープンしたということで、30周年誕生日祝賀ライブには増尾さんのジャズ研仲間&ジャズ研後輩が大集合。企画と司会はバードマン幸田さん。
1部は、ジャズ研後輩の精鋭である本川悠平(b)さんと市原康(ds)とのトリオ。3人ともそれぞれ初共演だけど なかなかいい感じ。 現在27歳という本川さんのもの凄くいいベースにびっくり。市原さんは実直なドラムという感じ。幸田さんが市原さんを紹介するとき、トランペッター市原ひかり のお父さんだと話すと、増尾さんは「え、そうなの?! 彼女、僕のスタジオで2枚レコーディングしたんだよ」と驚いていた。
2部は多数のゲスト。増尾さんがジャズ研だった頃の先輩のベーシスト佐々木良広(b)さんや、ジャズ研の現役部員ドラマー2名、今村真一郎(p)さん、大崎龍治(p)さん、田中充(tp)さん(早大ハイ・ソサエティー出身)、大ベテラン上野尊子(vo)さん、清水くるみ(p) さんが入れ替わり立ち替わりsit in。にぎやかに盛り上がりました。

2008-10-24 Asagaya Jazz Streets 阿佐谷ジャズストリート 

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初顔合わせの
伊藤潮 (b) &
平井景 (ds) 両氏
と ごく簡単な
打ち合わせ。

 

この秋の増尾さん来日は、なんといってもこの阿佐谷ジャズストリートに出演するため。 ことのはじまりは、海老原さんに阿佐谷ジャズストリート出演のお話があり、共演者にだれかビッグネームを、と言われて、彼女が増尾さんに打診してこのステージが実現する運びになったとのこと。増尾さんがNew Yorkから来てくれることになって嬉しい限り。
ちなみに、 「海老原淳子(vo,p) +増尾好秋(g) トリオ」 という名目になっていたけれど、実質は、海老原淳子さんのトリオに、増尾さんがゲストで入ったという感じ。というのも、伊藤潮(b)さん、平井景(ds) さんのお二人は、海老原さんと過去に共演を重ねていて、増尾さんとは初共演だったので。そのあたりは観客にわかるようにメンバー紹介されていた。

1部と2部は入れ替え制。同じチケットで両方観ることはできるものの、1部が終わるといったん会場を出て、2部で入り直す。なので、1部も2部もそれぞれ単独で完結する感じの構成だった。各セットともに、最初はボーカルなしのトリオで2曲演奏、それから海老原さんが登場してセットの終わりまでボーカルをメインにした曲を、ところどころで増尾さんのギターソロをフィーチャーして演奏。そしてアンコールもそれぞれ1曲。曲は1部と2部でひとつもダブってない。海老原さんは衣裳も1部と2部で替えてどっちも決まってた。

トリオで演奏した曲は、1部が Stella By Starlight と 増尾さんが書いた出来たてホヤホヤの曲  Nice Day In Pennsylvania (ペンシルバニアはいい天気)、そして2部は Drum Tree (なら春子さんのオリジナル曲) と It Could Happen To You。海老原淳子(vo,p) さんが入ってからの曲数のほうが多くて、それらは彼女のブログのレポート記事 に書いてあります。

上の写真は打ち合わせ風景。海老原淳子さんの歌う曲のリハーサルをなんとかやり終えたばかりのところでほとんど開場時間。 トリオでのリハーサルがまだできていなかったため、お客さんが入場し始める頃に、オリジナル曲について少しだけ3人で打ち合わせしていた。そんな感じでほとんどぶっつけ本番みたいなもの。こういうイベントで、できることなら気心の知れたメンバーで固められたら安心ではあったでしょうけど。初共演のメンバーでいきなりでも、そこそこまとまってたし、オリジナル曲と定番曲を半々にまぜたのも良かったと思う。

海老原さんはこの日風邪で、喉が最後まで持つか心配だったそう。でも、気合いで持たせましたね。さすがプロ!
とても充実したステージだった。

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With Tshutomu Okada  岡田さんと

四日市市 サラーム でのライブの様子が、K. Kuroda Photo Gallerry の別館、増尾好秋Duo in Salaam 2008.11.02 ページにアップされています。 二階から見下ろした珍しいアングルのショット。雰囲気が出てますね〜   K. Kuroda さん、いつもありがとうございます。

岡田勉さんサイトの管理人さんが、サラームでの演奏の動画を3本 YouTube にアップしてくれました。
 First show / Relaxin' at Camarillo / Tokyo (岡田勉さんサイトの紹介記事はこちら

With Yoshio "Chin" Suzuki  チンさんと

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10/27目黒区五本木 Maple House (学芸大学駅そば)にて。
←左の写真をクリックすると2x2倍サイズで表示されます。
天井のカーブでお判りいただけると思いますが、ステージは後方の壁が弧を描く形。なかなかいい感じです。

↓この雰囲気です。音を想像していただければと。

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2部の最後に飛び入りで歌った海老原淳子(vo,p) さん
ブログの 10/27 Maple House レポ もごらんください。

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中村誠一さんが最後の曲とアンコールで参加。

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At FJ's (Jun Fukamachi's)
←2部の2曲目以降は、ルー・タバキンや秋吉敏子さんのサポートなどで知られるドラマー、マーク・テイラーが参加。
↓アンコールはお店のオーナー深町純さんも参加(クリックすると大きく)。

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増尾さんとチンさんのデュオの模様は、
管理人の個人的ブログ にもあります。

海老原淳子(vo,p) さんが写っている写真は、彼女に何点もお送りしたので、彼女の次のブログ記事でご覧になれます:
11/9 高田馬場 Hot House の写真レポート
11/11 新宿 Who's Who の写真レポート

←↓ 11/11 新宿 Who's Who にて

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チンさんとのデュオは、東京で何度もあって、何度 聴いても しみじみ良かった。二人は旧知の仲で、どことなくワキアイアイなのだ。 チンさんのどっしりした音に増尾さんの柔らかいコードと流麗なフレーズが織りなして作られる音空間は、メロディアスで豊かで奥行きを感じる。
ウッドベースとギターのデュオ っていうと、一般には地味とか渋い っていうイメージ を持たれるんじゃないかと思うんだけど(どうでしょ?)、 この二人だとそういう感じじゃないです。 増尾さんのフュージョンのファン (主に1980年前後の増尾さんのアルバムに親しんできた人たち) は概してこういうデュオのライブにあまり興味を示さない気がしているけど、そういう人たにちも もっとこれを聴いてほしい気持ち。 フュージョンといっても、ロックっぽい演奏のときの感じとは違うけれど、増尾さんのメロウなフュージョンの好きな人には、こういうのも お薦めです。 チンさんとのデュオの日に必ず演奏してくれた A Nightingale Sang in Berkeley Sq.(ボッサ調で) とか、牧歌的な雰囲気を持つ増尾さんの曲 Corvallis などは、昔のアルバムの曲でいえば「自然への賛歌」、「Still Believing in Dreams」、「A Little Bit」などを好むような人たちが聴いたら、きっと 楽しめるんじゃないかな。 ついでながら海老原淳子さんとのライブでやった「No More Dreams (by Masuo)」での増尾さんのソロ、これもと〜っても ステキだった。
 もちろん、耳の肥えたジャズファンにとっても素晴らしいものだったことは間違いないと思う。

※11/7のライブに ジャズギタリスト&音楽ライターの山中氏が取材に見えていたので、彼の執筆した記事をどこかで読めそうです。

今度のツアー全体を通して、増尾さんのギターが、一段と磨きがかかって素晴らしくなってる気がした。ほんの数カ月前と比べてもたぶん違う (すご〜く比べにくいんだけど、なんとなく受ける印象で)。 具体的に何がどの程度違うかと言われると自信がないので、それはおいといて... 
 今回のツアーでは、指弾きの一音一音の音色のコントロールの素晴らしさを改めて感じた。コード奏法やオクターブ奏法もすごくなめらかで、それに、あまり「あ、今オクターブだ」とか「今コード奏法だ」と意識しないで聴いてしまってた。それはたぶん、コード奏法とシングルラインが切り替わる境目があるような ないような、コードとシングルトーンが入り混じって効果的につながっている感じのときもあって、 いろんな音の出し方がシームレスに融合して全体でメロディアスに奏でていた印象だったからじゃないかと思う。シングルラインのフレーズを弾きながら同時に伴奏的コードも弾くようなことがけっこう多かったし。増尾さんの頭の中ではいつも二つのギターパートを同時進行でプロセスするくらいのかなり忙しいことをやっているんだろうな...なんて思わされた。
 そういったことを今回感じたので、たぶん、前回と比べても表現力がパワーアップしてるってことなんじゃないかと思います。やっぱりご本人の宣言通り「100%ギタリストに復帰」されたからでしょう。

 上に書いたこともあってだと思うけど、今の増尾さんはソロギターもすごくイイ。(今じゃなくて5月に聴いたジョージアの途中のソロギターも良かったな〜) 今回のツアーで、曲の導入部とか最後のほうで独奏されたとき、これが素晴らしい! 阿佐谷ジャズストリートで演った Stella... とか、FJ's での Dark Eyes でのソロギター部分には凄みを感じた。アイデアが次から次へと沸いてくる感じ。 いつか、全部増尾さん一人で演奏するソロのライブを聴いてみたいって思った。 そしてアルバムにもソロギターを入れてほしいな〜 (K)

2008.11/21

 

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