増尾好秋からのメッセージ (2011/1/3)

時が愛おしく感じる時 64歳の誕生日
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(※これは去年の誕生日の後に書いたのですがあまり明るい話題でもないので載せるのはやめる事にしたんです。でもその後サダオさんの奥さんの ミッコちゃんや深町君の訃報がつづき人生、生命、生きる事等改めて考えていたので少し書き加えて載せる事にしました。)

10月12日は僕の64歳の誕生日でした。Shirleyはカリフォルニアに行っていて僕一人だったので誰にも言わずに心の中に秘めたそんな静かな誕生日でした。メールやホームページサイトでの、みなさんからのメッセージ 心に届きましたよ。ありがとう。

火曜日だったので夜はいつものArthur's Tavernでの仕事の日。
午後ニューヨークに向かいました。紅葉が真っ盛り。午後の陽に色あふれんばかりの景色はあまりにもきれいで夢の様。一人で感動して、ドライブしながらうっとりしてしまいました。いつもだったらラジオやCDで音楽を聞いたりしながらドライブしているんだけれど,今日はエンジンの音だけ、静寂の中 次から次と心に沸き上って来る思いにすっかり心を奪われてしまいました。平和で感謝と幸せでいっぱいになってしまっているこの気持、こんなすばらしい瞬間がとまってくれないかなと思うんだけれど時は流れて行ってしまうんだね。この景色もこの気持もこの時だけ、来週この道を通る時はもう別世界になってしまっている。今思うと100日間もいた楽しかった今年の日本の夏も夢だったみたい。どんどん時は流れて行ってしまうんだね。この一瞬の時が愛おしくてセンチメンタルな気持に浸ってしまいました。  →続きpage2/4へ

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