About Record Production with Masuo -- Tony Ariga --
「増尾好秋とは大学時代から知り合いで、私はKOのライト・ミュージックで、彼は早稲 田のダンモ研でした。もっともその時代から彼はスターで、時々会うと やあやあ、っ てな感じで今みたいに親しくはなかった。

彼とは、私がポニーキャニオンでジャズのレーベル (JazzCity Label) を始める時から、友だちを通じて再会しパートナーシップを築いたことから始まりました。それからは、ジャズに限らず日本のレコード会社から受注する多くの録音を彼と一緒にNYでやったのですよ。

ところで、彼とは音楽の方針がすべて一致するわけではありません。特に、歌入れ (Vocal Overdub) は、一緒にはやりません。いちいち意見が違う場合があるので、私がシュドウテキニディレクションすることになります。譲れないところは譲れないからです。ただし、バンドの録音は彼が主体的にやります。こうしてお互いに認め会い、任せながら二人の良い点が結実します。」

-- Tony Ariga --

Tony Ariga(有賀恒夫)氏は、初期のユーミン、つまり松任谷由美が荒井由実だった頃の、制作プロデューサーでもある。 氏から寄せていただいたメールの一部を、氏の了承によりここに紹介させていただいた。

Ariga氏のThe Citi Records


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